近頃、台湾でフタル酸の可塑剤成分DEHPを含む起雲剤混入食品事件は大きな波紋を呼びました。その波紋は世界各国に及びました。今回のDEHP事件は食品への添加によるものでしたが、ほかの製品を経由してフタル酸が健康に及ぼすリスクも注目されております。
フタル酸は可塑剤として、電気製品、玩具、包装用品などに使用されるため、消費者は日常生活の中で大量に接触する機会があります。
◆危険性
動物実験によれば、大量のフタル酸を摂取することで、動物の生殖機能を損傷することが分かっております。特にオス動物に対してその影響が大きいです。人体に対する影響として、内分泌及び生殖機能に大きな影響を与える恐れがあると専門家が分析しております。
◆使用制限
【米国】
2008年消費者製品安全性改善法(CPSIA/HR4040)で、12歳以下の児童が使用する玩具及び3歳以下の児童が使用する製品にDEHP、DBP、BBPの含有量が0.1%以下であること制限されております。
【EU】
REACH規制では、玩具と育児物品のンかで、DEHP、DBP、BBPの含有量が0.1%以下であることが制限されています。
また、口に入る玩具及び育児物品の中で、以上の3物質以外に、DINP、DIDP及びDnOPの含有量が0.1%以下であることを規制しております。
検討中のRoHS2.0の中にも、DEHP、DBP、BBPの追加が予定されております。
◆エコエンジェルの分析サービス
・それぞれフタル酸3項目、6項目、16項目のセットメニューをご用意しております。
・分析料金
フタル酸3項目:30,000円
フタル酸6項目:40,000円
フタル酸16項目:50,000円
・分析方法:EN14372準拠
・納期:8営業日